2027年頃には世界一の人口となる見通しであるインド。
中長期でのキャピタルゲインを狙える市場として、インドの注目が高まっています。
本記事では、
・インド株に興味をもっているけど、どのような市場なのか?
・実際にどういう投資の選択肢があるのか?
・筆者の投資状況 を説明します。
インド株のパフォーマンス
- インドについては、高いGDP成長率見通しや人口成長、ビジネス環境の改善など、その魅力は豊富です。
- それでは、インド株式市場のパフォーマンスはどの程度なのかという観点で、以下、インドと米国の株式市場を比較したものとなります。
インド株はS&P BSE SENSEX(オレンジ色)、米国株はS&P500(青色)を使っています。
- チャートは過去5年のものです。
- この期間、コロナはありましたが、米国株が好調でした。あくまでこの期間ではありますが、結果としてはインド株のリターンが米国を上回っています。
2021年 | 過去3年 (年率) | 過去5年 (年率) | ①過去10年 (年率) | 標準偏差 (過去10年) | |
(印)S&P BSE SENSEX | 21.99% | 17.33% | 16.95% | 14.19% | 16.63% |
(米)S&P500 | 26.89% | 23.88% | 16.31% | 14.25% | 13.07% |
- 数字で見てみると、足元3年程度は米国の方が良好ですが、過去5年、10年という中長期では、米国と遜色ない、ほぼ同程度のリターンとなっています。
- リスク(標準偏差、過去10年)はインドの方が高く、リスク調整後リターンでは米国株に軍配が上がる結果となっています。株価変動制の大きさ=ボラティリティ、をどう評価するかというのはありますが、長期での保有を前提にすれば、筆者としてはリスク許容度的には問題ないと考えています。
- 過去10年という長期では、日本株を上回り米国株と遜色ないレベルのリターンをあげています。今後の成長ポテンシャルを考えると、総じて魅力度は高い市場と言えそうです。
日本から投資可能な選択肢
日本からインド現地の個別株へ直接投資することは出来ないため、日本から投資を行う場合、以下が選択肢となります。
・投資信託
・ETF
・個別株(ADR)
投資信託
・現在、30本程度の投資信託が本邦で購入可能です。
・アクティブファンドが多く、パフォーマンスのばらつきが大きいため、
どのファンドに投資するかが非常に重要です。
・信託報酬は2%程度のものが多く、コストは非常に高いと言えます。
ETF ・国内と海外のETFが選択肢としてあります。 ・国内では、NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信(1678)が 購入可能です。Nifty 50指数に連動した運用で、信託報酬率は1.045%と アクティブの投資信託よりは抑えられた水準となっています。 ・海外のETFでは、WisdomTree India Earnings Fund(EPI)等があります。
個別株(ADR) ・直接インド市場には投資できないため、ADRが選択肢となります。 ・銘柄数としては多くはありませんが、代表的なADRとしては、 下記が挙げられます。 インフォシス(INFY) HDFC銀行(HDB) ICICI銀行(IBN) タタ・モーターズ(TTM) ウィプロ(WIT)
- インド株へのエクスポージャーが欲しい場合、国内ETFは投資信託よりもコストは低く、簡単に購入できるため、選択肢になると思います。
- 投資信託も簡単に購入できますが、信託報酬が2%程度と高く、どのファンドを購入するかが重要です。ファンドによっては、信託報酬分を上回る実績をあげているものもあるため、一概にコストが高いから選択肢から除外する必要はないと思います。
(インデックスファンド全盛の時代ですが、個人的にはアクティブファンドを否定する必要はないと思っています。) - 個別株(ADR)は銘柄数は多くありませんが、代表的なビッグネームが揃っており、個別株投資に自信がある方には選択肢になると思います。
保有している投資信託と今後の投資方針
- あくまで私が保有しているファンドのご紹介です。
当然ながら、投資勧誘や推奨目的ではありません。投資判断は自己責任でお願いします。
新生・UTIインドファンド ・『リフィ二ティブ・リッパ-・ファンド・アワード 2021ジャパン』や『R&Iファンド大賞2021』の該当カテゴリーで、最優秀ファンド賞を受賞 ・組み入れ銘柄数は56社(2021年12月末)。 組入上位10銘柄のご紹介 を見ると、銘柄の情報や投資タイミングがわかり 非常に興味深いです。 ⇒ 投資対象は、現地運用マネージャーでないと発掘できないだろうなという 印象です。実際にADRで投資できる銘柄は限定されているため、 信託報酬は安くないが、アクティブファンドに投資してみよう、 という考えもあると思います。
- 投資信託は分散されたポートフォリオで、個別銘柄投資よりリスクは低い一方、やはり信託報酬等のコストが高いと感じています。
- 今後については、インド国内の成長性が取り込めるHDFC銀行に興味を持っています。売買時のコストはかかりますが、保有している間はコストもかからず、いい銘柄に投資できれば、メリットも大きいです。
- 以下、HDFC銀行(オレンジ)とSENSEX指数(青)の過去5年のチャートですが、HDFC銀行が指数を大きくアウトパフォームしています。
最後に
- 足元、インド株は好調なパフォーマンスが継続していますが、バリュエーション的(PER)には過去との比較では高い水準に位置しています。
- 個人的には、中長期での成長ポテンシャルを評価していますが、足元のバリュエーションでは強気になれず、コツコツ積立で投資信託に投資しています。
- また、個別銘柄については国内の成長ポテンシャルを取り込めるHDFC銀行を検討しています。
- 以上、インド株投資を考えている方のご参考になれば幸いです。
Cheers!
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当ブログを利用して行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。
投資判断は自己責任でお願いします。
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