セミリタイア後に企業型確定拠出年金をiDeCoに移管される方も多いと思います。
本記事では、
・DCからiDeCoへの移管
・15年間のDCの運用状況
・iDeCoのメリット、デメリット を説明します。
退職後の企業型DCの取り扱い
年明けに企業型確定拠出年金(DC)をiDeCoに移管する予定です。
企業型確定拠出年金の資格喪失後6ヵ月以内に移換手続きを行わないと、国民年金基金連合会(特定運営管理機関)へ移換され、手数料やその他制約が生じてしまいます。
この手続きを忘れると、かなり残念な状況になってしまうので、記憶力が衰えてきておりますが、確実に行いたいと思います!
老後生活は、当然ながら国民年金・厚生年金をかなりあてにしていますが、今後受給開始年齢や受給額そのものが悪化する可能性は少なからずあり得ると思うので、自分で運用や受給開始年齢を決められるiDeCoは大事な器ですね。
将来の受け取り方は未定ですが、高齢になって派手にお金を使うこともないと思うので、現時点の妄想では、生活費の足しというよりは、まだまだアクティブに使えそうな60歳ちょっとで一括で受け取って、有意義に使いたいと考えています。
現実は、教育費とかに消えていく可能性大ですが、そこはまだ10年以上あるので、リスクを取ってガンガンに増やして両立させたいところです。
足元のDCの状況
資産評価額: 7.0百万円
うち拠出金額累計:3.5百万円
うち評価損益: 3.5百万円
ポートフォリオ
先進国株式(MSCI-KOKUSAI): 55%
定期預金: 45%
DCで積み立てを開始してから15年弱で、拠出額のほぼ倍になりました。
基本、全額を先進国株式(MSCI-KOKUSAI)の積立でやっていましたが、数年前にそろそろ株式市場もピークではないかということで全部キャッシュ化。
(DCのサイトでは履歴がもう見れないという残念な仕様ですが、2017-18年頃です)
コロナショックで下がったところで、半分くらいをまた先進国株式ファンドに投資という感じです。
やはり何も考えず、ずーっと積み立てて、そのままにした方が結果オーライだった感はありますね。
変なジャッジを入れない方が良かったとちょっと後悔してますが、まずますのパフォーマンスということで良しとしたいと思います。
iDeCoへの移管
移管にあたっては、加入者(積立を行う人)と運用指図者(積立を行わない人)の選択肢があるようです。
卒サラすると所得控除のメリットもほとんどなくなると思うので、新たな積立はしなくても、という考えはありますが、60歳まで10年以上あるので、運用益非課税メリットを最大限享受すべく、積立を行おうと思います。
iDeCoの魅力で最も過小評価されているのは、スイッチングではないかと思います。
(まあ、ほったらかしにしておくのが一番パフォーマンスがいい説もありますが)
運用益非課税でファンドの入れ替えが出来るのは、NISAと大きく違う最大のメリットだと個人的には思っております。
長期で運用するなら、アロケーションの変更、リバランスって必要ですよね。
積立NISAもやっていますが、20年持ち切りというのは、最初の選択を間違えてしまうとどうにもなりませんね。途中で売却してしまえばいいのですが、非課税メリットもそこで終了してしまうので、この違いは大きいと思います。
iDeCoのメリット・デメリット
デメリット
・60歳迄引き出せない
・手数料がかかる
・受給時に税金がかかる可能性がある
メリット
・スイッチング(ファンドの入れ替え)が可能
・税金面(所得控除の対象、運用益非課税)
現在、どの運営管理機関に移管するかは検討中です。
主要なネット証券会社間では、手数料的には大きな差はなさそうですが、商品ラインナップ的にはマネックスに魅力を感じています。
eMAXISシリーズがあるのと、Nasdaq100のファンドがあるのが魅力です。
これからの金利上昇局面ではきつくなってくるかもしれませんが、Nasdaqファンドも一定の割合であれば、選択肢としては大いにありだと思います。
以上、企業型DCからiDeCoへの移管を考えている方のご参考になれば幸いです。
Cheers!