セミリタイアして、経済的にやっていけるのかというのが一番の課題だと思います。
家族を路頭に迷わせるわけにはいきません。
筆者も若い頃はキャピタルゲイン狙い。
しかし、もうアラフィフ。で、セミリタイア。
資産取り崩しは極力したくないので、投資においては、
①目先重要な安定した収入源の確保(生活費)
②中長期での資産増加(車や家の修繕等大きめの支出、老後・子供の教育費等)
という2つのニーズがあります。
本記事では、
・筆者のセミリタイア後の資産運用の考え方
・資産運用のKPI
・ざっくりしたアロケーション を説明します。
①安定した収入源
まずは、日々の生活費を賄うため、これを確保するのがトッププライオリティです。
安定した収入としてある程度計算できるインカムゲイン(配当金・分配金等)を狙います。
⇒ 高配当ETF/個別株、債券
⇒ 高配当ETFとしては、米国株高配当のVYM、SPYD、HDV
個別株としては、日本株でも魅力的なものも多いです(メガバンクや商社等)
REITは決算月が分散していて、分配金が定期的に入ってくるのも魅力ですね。
②中長期での資産増加
子供の教育費や老後対策(セミリタイアにより厚生年金は定年まで働いた時と比較してダウン)として、10~20年のスパンでキャピタルゲインを狙います。
⇒ インデックスファンド + 個別株
⇒ ベースはインデックスでいいと思っています。
個別株はテンバガー的な銘柄を発掘していく楽しみもありますので、
今後調査してこのブログで記載していきたいと思っています。
KPI
①インカムゲイン ≧ 支出(定常的な生活費)
- まずはこの状態に持っていければ、経済的にはハッピーに生きていけると思います。
- ただ、退職後の1年半ぐらいは、住民税と健康保険の負担が大きいので、2023年6月までの達成を期限として設定します!
- 当たり前ですが、毎月の給料がもう入ってこないので、追加投資できないという大きな制約があります。虎の子の資産を慎重かつ大胆に投資して、ポートフォリオを構築していく必要があります。
②キャピタルゲイン
- KPIとしては、将来の車の買い替えや家の修繕、教育費等の大きな出費を賄える金額と考えています。
- 現状の想定では、下記2つの計2,000万円を目標としています。
・車の買い替え(350万円) x 3 回 ≒ 1,000万円
・家の修繕等 1,000万円 - その他、大きめの支出として子供の大学進学費用がありますが、こちらはジュニアNISAで別枠として対応しています。
ざっくりアロケーション
おおまかですが、ある程度の資産配分は考えておきたいです。
インカムゲインで生活費、キャピタルゲインで将来に向けてというイメージでいます。
コア:①のインカムゲイン目的 80~90%
⇒ 米国高配当ETF、個別高配当銘柄、REIT/インフラファンド等
サテライト:②キャピタルゲイン目的 10~20%
⇒ 米国インデックスファンド、個別成長株
最後に
- FIREの考え方は、4%ルール。支出の25倍貯めて年間4%の運用益で生活。例えば月25万円・年間300万円の支出であれば、7,500万円ためるというもの。確かに4%の運用益は長期の米国株で見れば十分現実的な水準です。
- 一方、毎年4%を安定的に稼ぐのは困難です。リーマンショック以降の好調な相場が今後も続く保証は全くありません。
- では、セミリタイアの身として毎年安定して4%を獲得するという観点で、インカムなのかキャピタルなのかと大別すると、安定したインカムの方が心理的な安心感、メリットは大きいと考えます(危機時には株価の下落率より配当の減少率の方がましなことが多く、連続増配銘柄であればなお安心です)。長期的に資産を増やすという観点ならキャピタルゲイン狙いの方がいいと思います。
- ということで、まずは、インカムゲイン ≧ 支出を達成できるようなポートフォリオを構築していきます。ポートフォリオの詳細は、適宜このブログでアップデートしたいと思います。
以上、セミリタイア後の投資方針は人それぞれだと思いますが、ぜひご参考にしていただければ幸いです!
Cheers!